フィリピン留学徹底ガイド

フィリピンへの入国時に持ち込める現金は

フィリピンへの入国時に、1万ドル(約100万円)以上を持ち込む場合には、
税関への申告が必要ですが、数百万円を持参して没収された、というケース
を耳にしたことがあります。
実際に多額の現金を持ち込んでも、申告しない人がほとんどのようです。
ただ、安全面からもおすすめできませんので、一度に多額の現金を持ち込む
場合は、くれぐれもご用心ください。

インターネット取引が可能な銀行口座の開設

ほとんどの銀行口座はインターネットバンキングに対応していますので、
日本で申請しておきましょう(身分証明書のコピーの送付が必要)。

 

また、キャッシュカードが海外のATMで現金の引き出しが可能かも確認
しておきましょう(国際キャッシュカード)。

 

現時点では楽天銀行(楽天銀行デビットカード)の換算レートが一番良い
ようです(VISAインターナショナルが定めたレートに2.94%を加算)。

カードでキャッシュを引き出す

キャッシュパスポート

 

プリペイドタイプのカードです。
ATM・インターネットバンキング等でチャージが可能で、日本にいる家族からも、
キャッシュパスポートの口座に振り込むだけで、カードにチャージができるので、
簡単に海外送金が可能です。
フィリピン滞在中に予算がオーバーしてしまった場合などに、ご自分でまたは
家族に依頼して現金を振り込みます。そしてこのカードを使ってフィリピンペソを
引き出すことができます。
所持金が不足しそうな場合を想定して、1枚持っておくのも良いですね。

 

 

クレジットカード

 

保険に加入」でクレジットカードの有効性を掲載しましたが、クレジット
カードで現金を引き出すことができます(キャッシング)。
銀行の国際キャッシュカードよりも、クレジットカードでのキャッシングの
方が、レートが良いようです。

 

利用日の実勢レートで換算されます。
返済利息は18%(年利)です。これは一般的な海外キャッシングの利率です。
利息の期間は、キャッシングした日からカード支払日までの期間です。
支払日に近い方が返済期間は短く、19日から56日くらいになります。

 

最短19日間の利率:18%×19日÷365日≒0.94%
最長56日間の利率:18%×56日÷365日≒2.77%となります。

 

海外キャッシング時の返済方法が自動でリボ払いになるクレジットカードが
多いので、翌月一括返済ができるクレジットカードを選んでください。

 

これらを考慮しておすすめできるカードは、三井住友VISAカードです。

 

 

マネパカード

 

日本出発前に日本円を預け、フィリピンのATMでお金を引き出すことが
できるカードです。年会費は無料で、審査もありませんので、持っておく
と便利です。

 

 

フィリピンのATMで引き出す

 

国際キャッシュカードやクレジットカードを使ってフィリピンの銀行ATMで
ペソを引き出します。
引き出したフィリピンの銀行より、1回あたりの手数料として200ペソが徴収
されます(日本円換算で500円程度。日本の銀行口座より引き落とされます)。
これは、日本側の銀行手数料とは別に発生するものです。

 

なお、1日あたりに引き出せる金額は、2万ペソ程度までです。

 

 

 

フィリピンのATMでは余裕を持って現金を確保

 

フィリピンではATMの機械の故障がしばしば起きます。また、現金をたくさん
用意していないのか、OFF LINEという表示も良くみかけます。
他にも下の写真のように現金が引き出せないことがありますので、少し余裕を
もって現金を持っておくのが良いでしょう。

 


毎月5日と20日は給与の支払日なので、翌日にはこんなことがよく起こります。

 

 


カードを読み取る機械が壊れてしまったようです。

 

 

お金の引き出し方(シミュレーション)

 

こちらにATMでの引き出し方のシミュレーションがありますので、ご覧ください。

 

 

クレジットカードまたは国際キャッシュカードを使って、お金を引き出す際の注意

 

フィリピンのATMでお金を引き出す際、センタボ(1ペソの100分の1)までが表示
されます。
例えば、1万ペソを引き出す場合は、10000とキー入力しますが、「10,000.00」
(10,000のあとに.00)と表示されることを確認してください。

 

※「100.00」と表示されて確認キーを押したため、100ペソしか引き出せなかった
というケースが多くあります。1回の引き出しで200ペソに相当する日本円が手数料
として引き落とされますので、ご注意ください。

 

実際のATMの画面を掲載しています。「銀行口座を開設する」をご参照ください。